大会コンセプト

海と空、歴史と自然。
風光明媚な伊豆を駆け抜ける、脚で綴るロングジャーニー。

伊豆を走るということ

伊豆半島は、世界ジオパークにも認定された自然の宝庫。西は奇岩が連なる荒々しい海岸、南はダイナミックな断崖絶壁、東は穏やかで広がる海。多様な表情を見せる海岸線が、旅する者を飽きさせません。
駿河湾越しに望む富士山、美しい夕陽、満天の星、そして朝焼けに染まる海。そんな風光明媚な景色に包まれながら、自分の脚で伊豆を旅する――それがこの「IZU FOOT JOURNEY」です。

コースは、伊豆で生まれ育ったウルトラランナーでもある地元ジオガイドが設計。累積上昇量4000m、アップダウンの連続というタフなルートながら、自然の魅力を全身で味わえる構成となっています。速く走っても、ゆっくり進んでも、自分らしい「旅の形」で楽しめます。

歴史と物語を感じる旅

スタート&ゴール地点となる伊東市・松川河口は、かつて徳川家康の命により、ウィリアム・アダムス(三浦按針)が日本初の洋式帆船を建造した歴史的な地。オランダから大分に漂着し、その後、家康の信任を得て外交顧問や通訳として活躍した按針。異国から来た彼が日本で武士となり、領地を得たというその人生には、まさに“フロンティア精神”が息づいています。

2024年にエミー賞を受賞した米ドラマ「SHOGUN」でも描かれたこの歴史は、今なお伊豆の地に息づいています。按針が訪ね歩いた下田や西伊豆の造船地を、今あなたが脚で辿っていく… そんな時空を超えた旅でもあるのです。

フットジャーニーがくれるもの

この大会では、ただ走るだけではなく「物語を感じ、想像し、共に旅する」ことがテーマです。
水平線に沈む夕日や朝焼けの海を見つめながら、400年前に同じ景色を見た按針の望郷の想いに心を重ねてください。
地元の方との何気ない会話やふれあいの中に、文化や優しさを感じ取ってください。

走っている最中、もしも心が折れそうになったら… 異国の地で幾多の困難を越えた按針の精神を思い出し、脚を止めず、仲間と支え合いながら前へと進んでください。
完走した暁には、三浦按針をモチーフにした特別なネックチューブを贈ります。あなたの旅の証としてお持ち帰りください。